トム君の書評

日々の生活の中での書評

2017-01-01から1年間の記事一覧

喘息のベストコントロール法:喘息と診断された日から役に立つ

著者:久保裕(くぼひろし) 発行:合同出版 分野:健康/医学 初版:1993年5月 評価:★★★★★ 普通の本ではないので、評価は私の私的なものである。 私は喘息があるが、これに対する愛憎は本当に深いものがある。2歳くらいからの付き合いになり、高校のころは…

メキメキ頭がよくなる「超」思考法

著者:中川昌彦 出版:実務教育出版 分野:ビジネス 初版:2003年7月 評価:★★★ いつ買った本かも思い出せない。12年くらい前だろうか? 以前読んだかも思い出せない。たぶん一度は読んでいるのだと思う。2000年くらいまでは読書ノートをつけていたん…

蒼氓

著者:石川達三 分野:小説/文学 出版:新潮文庫 初版:昭和26年12月 昭和61年10月 61刷 1930年、ブラジルに「ラプラタ丸」で向かう900人余りが収容所に収容されてから、ブラジルのサンパウロに到着して生活を始めるまでの様子が描かれている。 第1部 …

ある隻脚(片足)教授の一生

著書:清光照夫 分野:自伝/思想、経済 出版:近代文芸社 第1刷 2002年11月 父が友人だった、東京水産大学の経済学の教授だった清光先生の一冊。 自分史の一冊でやけに薄いのは学生生活がメインで就職されてからの記述が非常に短いためだ。これはなんでなん…

不毛の言説 [国会答弁の中の日米関係] シリーズ[日米関係]10

著書:山本満 (責任監修:細谷千博) 分野:国際関係/政治 企画・編集 国際大学 日米関係研究所 発行: Japan Times 1992年3月 初版 こちらも父の遺品で友人の山本先生の著作を見つけたので読んでみた。 題名の通り、かなり退屈な内容だが、読み通せたのは…

血族

著書:山口瞳 分野:小説/文学 文春文庫 第1刷 昭和57年2月 第3刷 昭和57年6月 この本も父の遺品の中から見つけたものだ。第27回菊池寛賞受賞と後ろ書きにある。 山口瞳は、以前に「けっぱり先生」を読んだのと、この本を読んだだけだが、内容の良さはとも…

英詩鑑賞入門

著者:新井明 分野:英文学 発行:研究者出版 初版:1986年10月 1987年11月 4刷 大学2年の時読んだ教科書で、2/3くらいまで読んでその後30年近く放置されていた。本棚の肥やしがなくなるのは何よりうれしい。大学より進歩したと感じるのは、…

哲学ノート

著者:三木清 分野:哲学/評論 発行:新潮文庫 初版:昭和32年9月 昭和55年2月 三十刷 この本を買ったのは、高校の時に倫理社会の課題で出されたためで、おそらく高校1年の時ではないかと思われる。何度か読もうと試みたが完全に跳ね飛ばされてきた。今回…

はじめての人のFX基礎知識&儲けのルール

著書:山岡和雅 分野:金融/経済 発行:すばる舎 第1刷 2006/5 第8刷 2008/4 前から読みたいと思っていたFXの本をようやく読み終えられた。この本が出たころは危ない業者が多かったそうだが、現在はかなりよくはなってきているようだ。私は、株の経験は長い…

独りでやれるよ

著者:ごんだいらひろこ 分野:紀行文/随筆 出版:文芸社 2003年3月 初版 母の知り合いが書いた本である。おばさんが書いた本などおよそ予想がついて、だれだれさんが体調が悪くなって何とかの病気になって大変だが、現代医学は発達しているものだから、たい…

図解わかる! 不動産投資信託

'17/7/2 読了 監修:川口有一郎 ダイヤモンド社編著 分野:経済/金融 ダイヤモンド社 2001年4月初版 不動産投資信託:REITが実際に株式市場で買えるようになってずいぶん日が経つ。一番古いもので2002年からではないかと思われる。この本が出たのはその前だ…

千年の嵐

2017年6月27日読了 著者:高橋佳子 分野:宗教/詩集 三宝出版 2000年3月 初版 私の母方の伯父伯母にGLA(God Light Assosiation)の信者の人がいて、よくこの手の本を送ってくるため、母も持て余している。うちにあるこの手の本は実は私だけが唯一の読者であろ…

歴史を紀行する

2017/6/26 読了 著者:司馬遼太郎 分野:歴史/随筆 文春文庫 1976年10月 第1刷 1980年9月 第9刷 司馬遼太郎は、30歳くらいまでよく読んだ。ファンがとても多いとは思うが、本を読む人も減ってきたので、亡くなられてからは昔ほど読まれていないのかもしれな…

善の研究

西田幾多郎著 岩波文庫 実家で大学一年くらいに買ったように思われる。何度も読もうとして跳ね返された。 今回、買ってから30年たって、おぼろげながらも概要をつかむことができたのはうれしい。この本は、岩波文庫の中でも最も売れた本らしい。昔の日本人…

日々の読書の備忘録

最近、25年ぶりくらいにわりと自由時間ができたので、せっかくだから今まで読めなかった家や自分の蔵書を読んでは処理しています。久しぶりに実家に住んでいるのだけど、半分ごみ屋敷状態でした。しかし、捨てるとなるといちいち母に文句を言われるので、…