トム君の書評

日々の生活の中での書評

外貨で月20万円稼ぎ続けている私の連勝法

著者:山根亜希子           分野:金融/経済

発行:明日香出版社          

初版:2005/5  第18版:2005/6                    定価:1470円(本体1400円+5%税)

評価:★

昨年の7月にFXの本を読んだので、より実践に近い内容ということでこの本を読んでみた。筆者は、昔からよくネットでお見掛けする方である。版数を見るとずいぶん売れているようだ。

序文に書かれているが、株で大きく儲けるのは非常にハイリスクで難しいことだということだ。これは、FXでも変わらないというか、よりハイリスクに思える。ただ、何度も述べられるのだが、少ないレバレッジでSwap Pointも使ってコツコツ稼ぐには確かにFXは株より理がありそうな気がする。資産運用はFX→株→不動産と進めるのが良いとどこかにも書かれていた。確かにFXは株や不動産より単純ではある。しかし、基本的に丁半博打なので、株より危険な面も大きいので、少額で慣れてからでないと大きな勝負はしないほうが良いだろう。

 いろいろな面からFXのメリットが述べられている。外貨預金と比較するとスプリットが比べ物にならないほど小さい。ただ、Swap Pointにマイナスがあるので、持っているだけで為替が動かなくてもお金が減っていくことがあることは気をつけねばならない。それでもFXに比べて外貨預金のほうがよっぽどブラックだという筆者の主張はもっともで、私も長らく外貨預金をしてきたが、これ以上新規の資金を入れるとしたらFXに回したい。銀行によって外貨預金のスプリットをかなり良くしたり、利率も比較的高くしているところも出てきているとは思うが、やはりFXには遠く及ばない。

 取引会社の選び方も詳しく書いてあってとても良い。名の知れた大きな証券会社など全然よくなくて、ネット専業業者のほうがずっと条件は良いようだ。ただ、わたしはIG証券というあまり聞かないところでデモ口座を作っているがここは使い方がよくわからなくて初心者向きではない気がする。実践するには時間がなくて、数社の資料を取り寄せたままになっている。

 もう一冊くらい専門用語やチャートの見方など学習出来たら実践してみたい、、、。